2026年2月14日(土),熊本城マラソン前日に開催されたこちらのイベントに参加してきました。

熊本市小・中学校情報教育研究会と,LEG(ロイロ教育者グループ:LoiLo Educators Group)熊本のコラボイベントで,私はロイロ認定ティーチャー枠でお声掛けいただき,分科会を1つ担当させていただきました。全体的なレポートはロイロから出ると思いますので,こちらでは,私の分科会とその後の交流座談会での内容をまとめていこうと思います。
分科会②特別支援教育×ロイロノート~オリジナルのパワポ教材やWebアプリ体験も~
ロイロノートを「特別支援教育」の視点で考えます!また,授業で使えそうなPowerPoint教材(Teach U)や生成AIで作ったWebアプリなどをさわってみます!

チラシには上記の内容で紹介していました。参加者の方は,小学校の先生方が多数で,中学校と特別支援学校が少数,10人程度でした。特別支援教育担当の先生方がほとんどでしたが,通常学級の先生方も2,3人おられました。それぞれiPadのロイロノート・スクールを開き,ロイロの同じ授業に入っている状況でした。

このような流れで展開。
①特別支援教育×ロイロノート

最初に,このカードに取り組んでもらいました。スマホやタブレットが好きかどうかの質問にペンツールで丸を付けて回答。そして,横顔を写真に撮る,という流れ。「自分のタブレットに自分の姿が入るようにしてください」とお伝えしたので,自然とタブレットを渡しあって,横顔を撮り合う展開に。自然とかかわりあうしかけを授業でもよくやります。撮影した写真をこのカードの右側に入れて,ロイロの提出箱に提出。その際,今回は写真をお互いに見えないように配慮しました。
その後,耳と肩を直線で結んだ写真を提示しました。これは,スマホ首(ストレートネック)チェックのワーク。スマホやタブレットの使い方って,学校では子どもの話になりがちですが,同時に,自分たち大人の話でもある,ということも意識していただきたくて設定したワークでした。ちなみに,こちらのワークは,以前実際に授業でも取り組みました。

次に取り組んだのはこちらのワークを紹介&体験。1枚のカードに全員が参加できるロイロの「共有ノート」を使い,こちらのように4色のゾーンに分かれたカードに自分の端末から写真を追加してもらいました。そして「赤に集合して!」と伝えると,参加者は自分の追加した写真を動かして赤のゾーンに集合。次々に色を変えて指示していきます。慣れてきた頃,ちょっといじわるをします。他の人のアイコンを動かすんです。これは,ネット体験のワーク。インターネットは,画面を通じて誰かとつながっていることを意識するために設定したものでした。実際に以前授業で行った時は,勝手に自分の写真が動かされて怒り出す子も。「こうやって,誰かとつながっているのがネットです」と伝えると,怒っていた子は何かハッとした表情を浮かべました。

2つのワークを体験していただいた後に,こちらをお見せしました。実際に授業でも提示したものです。特別支援教育を必要としている子たちには,テクノロジーを味方にして,よりよく人生を送ってほしいと思っています。そのためには,テクノロジーを味方にする方法を身に付ける必要がある。でも,タブレットやスマホ,ゲームなどは,依存性があるのも事実です。スマホなどを敵にせず,味方にできるように,学校でも練習していこうね,と話しています。小さな失敗は,自分事にする一つのきっかけ。手に届くうちにいろいろ経験して,学びのきっかけにしてほしいなと思います。

ロイロは,入力した文字を音声で確認できる「読み上げ」機能がアイコン付きのボタンになっているので,ほしい情報にアクセスしやすいです。他にも直感的な操作性から,ロイロ自体がアクセシビリティになっているなぁと,使いながらよく感じます。音声読み上げと音声入力,そのどちらもうまく使いながら,文字を読んだり文字を入力したりする例や,その方法をお伝えしました。

他にも,学校や家庭を巻き込んでいく取組の進め方など,子どもたちがタブレットを味方にすることを目指した裏話あれこれなどをお話ししました。iPadを普段使いできるように超基本スキルをショート動画にまとめたiPadミッションズの話もしました。
②デジタル教材体験

後半は実際にTeach Uでも公開している自作のデジタル教材の体験コーナー。ロイロのWebカードで配付しました。Webカードは,上部アイコンの「🔍」ボタンを押すとWebページにジャンプできるロイロの便利機能です。Teach Uの教材もいくつか提供させてもらっているロイロの素材ライブラリを紹介し,いくつか触っていただきました。

こちらは素材ライブラリに提供しているものの一つで「半透明カード」。ロイロノートで,標準で追加できる透明カードには色がないので,色付きの半透明カードがあっても面白そうだなと思い作ったものです。透明なので,重なり合ったところは色が濃くなります。

iPadのロイロ内でWebカードからTeach UまでWeb検索なしでたどりつくための具体的な手順【IDをタップして「アプリ設定」ー「デスクトップ用Webサイトを表示」ー「すべてのWebサイト」をオフにする。】も紹介しました。

インスタグラム用に最近作っている素材を使ってTeach UのPowerPoint教材を紹介しました。インスタ用に作ったもので,今回ははじめてプレゼンテーションで使いましたが,デジタル教材の説明がしやすいのが発見でした。

Webアプリの中には,CanvaAIを使って作成したものがあります。iPadのロイロで動かす場合,CanvaAIを使って作成したWebアプリとロイロのWebカードを組み合わせる際にちょっとしたコツが必要なので,そちらを動画でお伝えしました。こちらも,実際に授業で使用したもの。「画面で再生された動画を見ながらその通りに何か行動する」というのは,スマホなどを所持すると行うことがあります(例:レシピを見ながら料理を作る)。その練習に,と思い,時々HowTo動画を作って,授業で使うことがあります。これ自体の体験をしていただきました。

最後に,自作したWebアプリとYouTube動画を組み合わせて,あたまおしりゲームをやってみるワーク。テレビ番組の「あたまおしりゲーム(決められた頭文字と最後の文字を満たす単語のうち,より文字数の多いものを思いついた方が高得点)」を,Teach Uの「W001[WAPP]文字ルーレット(平仮名)」と「あたまおしりゲーム」の公式音源YouTubeを組み合わせて楽しむものです。iPadのSplitView機能を使い,1つの画面に左右に表示して使います。最近のiPadの更新で,SplitViewの仕様がやや変化しましたが,旧式でも最新でも動作します。
参加者の方はとても熱心に取り組んだくださり,話している方としてもとても充実した時間でした!
交流座談会

分科会の後は交流座談会がありました。深掘りして聞きたい方,分科会には参加してなかったけど興味のある方がお越しくださいました。実際にタブレットで操作をその場でお示ししながら,PowerPoint教材やWebアプリの活用法の紹介など,分科会では触れなかった内容まで踏み込んでお話しすることができました。県外の方も含むのべ10人弱(約3人×3ターン)の方とじっくり深い話や情報交換ができ,私の方がいろいろ気付きをいただくことができました。
イベントを終えて
小学校の先生方が中心の会で,どうなるかな,参加者のニーズと合致するかなと最初は少し不安でしたが,終わってみればじっくり聞いてくださる方もいて,とても刺激のあった会でした。私も午前の林先生の全体講演から参加し,分科会①ではあまりさわったことのないツール(Padlet TA)でルーブリックづくりを使うなど,アウトプットだけでなくインプットも同時にさせていただけた,贅沢な会でした。Padlet TAでアプリを作れるのは知らなかったです。
お声掛けくださったLEG熊本の皆様,ありがとうございました!
※追記2026/2/25 全体レポート





